【10月27日 AFP】トルコ外務省は、同国を訪問中のイラク使節団が示したクルド人武装組織による越境攻撃を停止させるための提案を、内容が薄く、タイミングも遅すぎだとして受け入れない方針を示した。事態打開に至らなかったことで、トルコは「警戒態勢を継続」するとしている。

 イラク国防相ら高官が率いる使節団が緊急会談のため首都アンカラ(Ankara)を訪問したことについて、トルコ外務省は、「善意に基づいた誠実で前向きな行動」としながらも、「イラク側の提案は実施に長期間を要する。トルコは非合法組織クルド労働者党(Kurdistan Workers' PartyPKK)への断固たる対応を早急に求める」との姿勢を示した。(c)AFP/Sibel Utku Bila