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イラクのクルド人自治政府、「トルコの越境軍事行動あれば反撃」

  • 2007年10月20日 11:43 発信地:アルビル/イラク
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2007年6月20日、イラク北部のal-Amadiyahで、軍事訓練を行う武装組織クルド労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)のメンバー。(c)AFP/MUSTAFA OZER

【10月20日 AFP】イラク北部クルド人自治区のマスード・バルザニ(Massoud Barzani)自治政府議長は19日、トルコ政府およびイラク駐留米軍が、イラク北部に拠点を置く武装組織クルド労働者党(Kurdistan Workers' PartyPKK)の武力による掃討を検討していることに対し、実施されれば反撃すると宣言した。

 バルザニ議長は、米国のロバート・ゲーツ(Robert Gates)国防長官が、イラク北部のクルド人武装勢力掃討に協力する準備があると述べた数時間後に声明を発表。「クルド人およびクルド人の土地を攻撃する者には、われわれの民主主義や、尊い人命と土地を守るため、反撃する用意がある」と語った。バルザニ議長は同時に、トルコとPKKの紛争の責任をイラクのクルド人に負わせるのは間違っていると述べ、トルコ政府に対し、アルビル(Arbil)のクルド自治政府と協議するよう呼びかけた。

 しかしトルコ政府高官は「われわれの交渉相手はバグダッド(Baghdad)のイラク政府代表だけだ」と自治政府との協議に否定的な態度を示している。

 トルコ議会は17日、PKK掃討に伴うイラク北部への越境軍事行動を1年間を上限として認める法案を圧倒的多数で可決したが、イラク政府の要望に応じ、翌日には「外交努力を続けていく」と発表した。

 国連(United NationsUN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は19日、声明を発表し、トルコ議会の越境軍事行動を認める法案可決に懸念を表明、トルコ政府に自制を促した。同時に、外交努力を続ける意向を示したトルコ政府の姿勢を歓迎した。

 トルコ政府は、クルド人武装勢力がイラク北部で自由に活動し、現地有力者の支援を受けているとして非難してきたが、イラク側はたびたびこれを否定している。(c)AFP/Abdel Hamid Zebari
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