【10月19日 AFP】トルコ政府は18日、イラク北部に拠点を置く武装組織クルド労働者党(Kurdistan Workers' PartyPKK)の掃討について、外交努力を続けていくとの姿勢を示した。

 アリ・ババジャン(Ali Babacan)外相が、外交による解決も視野に入れると述べた。一方で外相は、「トルコは断固としてテロと戦う」とも語り、イスタンブール(Istanbul)で11月2日に近隣諸国の外相会議を開き、「トルコに対するテロを含むイラクをめぐる問題」について協議することを明らかにした。

 トルコ議会は17日、PKK掃討に伴うイラク北部への越境軍事行動を1年間を期限に認める法案を圧倒的多数で可決したが、イラク政府は武力行使を控えるよう求めていた。(c)AFP/Sibel Utku Bila