2007年10月16日、スーダン・北ダルフール(North Darfur)州のエルファシェル(El-Fasher)近郊の難民キャンプの少女たち。(c)AFP/STUART PRICE
【10月18日 AFP】世界食糧計画(World Food Programme、WFP)は17日、スーダン西部のダルフール(Darfur)地方で行っている緊急食糧支援プログラムで援助物資を輸送していたトラック運転手2人が16日に殺害されたと発表、犯行を強く非難した。
WFPの声明によると、殺害された2人はWFPの契約運転手で、前月30日に襲撃を受け兵士10人が死亡したダルフール南部のアフリカ連合(African Union、AU)平和維持部隊の駐屯基地付近に食料を届けた帰りに被害にあった。
同地方では、前週12日にもWFPの契約運転手1人がダルフール北部に向かう途中で殺害され、トラックの積荷の穀物25袋が略奪される事件が起こっている。いずれも、犯行グループは特定できていない。
忍足謙朗(Kenro Oshidari)WFPスーダン局長は、「自らの危険を顧みず、飢えに苦しんでいる人々に休むことなく食料を届け続けた勇敢な3人の死に深い哀悼の意を表する」と述べた。
4年にわたって紛争が続くダルフールでは、しばしば人道支援活動が襲撃の対象になっている。同紛争ではこれまでに少なくとも20万人の犠牲者と数百万人の難民が発生しており、WFPは飢餓状態にあるとされる300万人を対象に緊急食糧支援を行っている。
事件を受けて、米国務省のトム・ケーシー(Tom Casey)副報道官は、「この種の事件には非常に頭を痛めている。ここ数週間で暴力の数は増えている」と懸念を表明、反政府勢力、政府など関係勢力に対し、暴力ではなく対話による紛争の平和的解決を訴えた。(c)AFP
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