2007年9月15日、イラン南東部で身柄を拘束された後、解放されテヘランで両親の出迎えを受けるベルギー人旅行者Stefaan Boeveさん(左)。(c)AFP/BEHROUZ MEHRI
【10月11日 AFP】(一部更新)外務省は11日、治安が悪化しているイラン南東部を旅行中の23歳の日本人大学生が8日、何者かに身柄を拘束されたと発表した。イラン当局が10日に安否を確認したとしている。同省は小野寺五典(Itsunori Onodera)外務副大臣を本部長とする緊急対策本部を設置し、イラン当局と協力して対応に当たっている。
高村正彦(Masahiko Koumura)外相は、イランのマヌーチェフル・モッタキ(Manouchehr Mottaki)外相と電話で会談し、救出に向けて協力を要請したと述べた。モッタキ外相は会談で、イラン治安当局が事件の発生現場を特定したと話し、問題解決に努力すると答えたという。
一方町村信孝(Nobutaka Machimura)官房長官は「邦人が拘束されたことは、誠に遺憾な事態だ。救出第一で、全力を挙げている」と述べ、イラン南東部に対する危険情報を「渡航の是非を検討してください」から「渡航の延期を勧める」に引き上げる方針を明らかにした。
外務省は安全上の配慮から被害者の名前については伏せている。犯行グループについても詳細を明らかにしてはいないが、NHKの報道によると、イラン側は犯行グループをすでに特定したとみられる。
日本政府はイラン政府に対し、犯行グループとの接触を要請した。
またNHKが外務省筋の話として伝えたところによると、犯行グループは盗賊のような集団とみられ、政治的な目的はないと見られている。
日本政府は、パキスタンとアフガニスタンの国境付近について、治安悪化を理由に渡航注意を呼びかけていた。現地では8月にベルギー人2人が行方不明となり、後に無傷で解放されている。(c)AFP









