【9月11日 AFP】2001年9月11日に発生し、3000人近い犠牲者を出した米同時多発テロから6年目となる11日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)指導者のウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の新たな映像が公開された。この中で同容疑者はテロ実行犯の1人に向けて賛辞を贈っている。

 CNNによると、新たに公開されたビデオではビンラディン容疑者の静止画像が映され、アメリカン航空(American Airlines)をハイジャックし、ニューヨークの世界貿易センタービル(World Trade Center)に最初に突入したWalid Al-Shehri容疑者を称賛しているという。

 米国の情報収集企業インテルセンター(IntelCenter)によると、ビデオには「ニューヨーク・ワシントン攻撃の英雄たちの意思。殉教者Walid Al-Shehriの意思。ウサマ・ビンラディン発送」とのタイトルが付けられていた。

 9・11を狙った爆弾攻撃などに備え各国がテロ警戒を強める中、トルコの首都アンカラ(Ankara)で巨大爆弾が処理されたほか、ドイツ警察当局も米軍基地に対するテロ予告を受け、大規模捜査を展開している。(c)AFP/James Hossack