【9月7日 AFP】ドイツ連邦検察当局は6日、フランクフルト国際空港(Frankfurt International Airport)や西部ラムシュタイン(Ramstein)米軍基地などを標的とするテロを計画した容疑で4日に逮捕した「イスラム教と関わりのあるテロ組織」のメンバー3人について、共犯者や支援者の国際捜査を開始したと発表した。

 当局は、テロ計画を支援および資金を提供したとして、容疑者7人の行方を国内外で捜索している。少なくとも2人が国外にいるが、偽名しか判明していないという。

 発表に先立って、アウグスト・ハニング(August Hanning)独副内相が同日、ドイツ公共放送連盟(ARD)で、テロ計画の共犯者として容疑者10人の捜索を開始したと述べていた。検察当局は、残る容疑者については、逮捕状の発行に十分な証拠がまだそろっていないとしている。

 検察の発表によると、主犯格として4日逮捕された3人の身元は、Fritz Martin G.(28歳、ドイツ国籍)、Daniel Martin S.(21歳、ドイツ国籍)、およびAdem Y.(28歳、トルコ国籍)で、ドイツ国籍の2人はイスラム教に改宗している。3人の隠れ家には、700キログラム以上の過酸化水素など、爆弾の製造に必要な薬品が大量に保管されていた。(c)AFP/Emsie Ferreira