【7月5日 AFP】ガザ地区(Gaza Strip)で武装集団に拉致され、114日間にわたる拘束の後に解放された英国放送協会(BBC)のアラン・ジョンストン(Alan Johnston)記者(45)が4日、母国の友人や同僚に向けて、拘束期間中の支援に対する感謝の言葉を述べた。

 エルサレム(Jerusalem)からの生放送に臨んだジョンストン記者は、BBCテレビジョンセンター(BBC Television Centre)に集まった人々に対し「大変感謝している。生涯感謝の気持ちを忘れない」と述べた。

 大型スクリーンに映し出されたジョンストン記者は「わたしに対する注目度は急激に下がるだろう。次にわたしからの話を聞くのは、BBCの通常業務中になるに違いない」と語り、「二度と問題に巻き込まれないよう、あらゆる手段を尽くすと約束する。皆にまた同じ経験をさせるわけにはいかない」と続けた。

 その後、BBCのMark Byford氏は、ジョンストン記者の拘束以来BBCテレビジョンセンターに張り出していた「アラン・ジョンストンを解放せよ」と書かれた巨大ポスターの撤去を命じ、大きな拍手を受けた。(c)AFP