2007年6月18日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸(West Bank)ラマラ(Ramallah)の緊急内閣の閣議会場に到着したサラム・ファイヤド(Salam Fayyad)新首相。(c)AFP/ABBAS MOMANI
【6月18日 AFP】18日、 パレスチナ自治政府の非常事態内閣が発足し、第1回目の閣議を開いた。自治政府の閣議が開かれるのは、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)によるガザ地区(Gaza Strip)制圧以降で初めて。
初閣議はヨルダン川西岸(West Bank)のラマラ(Ramallah)で開催され、サラム・ファイヤド(Salam Fayyad)新首相以下の中立系閣僚12人が出席した。新内閣でハマス系閣僚が排除されたことを受け、ハマスによる権力掌握後の2006年1月から停止している欧米からの援助の早期再開に期待が高まっている。
国際社会がマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長支持の意向を示し、ハマスの孤立化へと動く中、イスラエルによって外部から遮断されているガザ地区の住民は、物資のまとめ買いを始めている。
アッバス議長は17日、新内閣の就任宣誓式を行い、ハマスの戦闘部隊について非合法化を宣言した。ハマスは前週、アッバス議長の警護を行うパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ(Fatah)の治安部隊などを攻撃。死者110人以上を出し、約1週間の全面的な「内戦」状態の末、ガザ地区を制圧した。
アッバス議長は14日、非常事態を宣言。ハマスのハニヤ首相を解任し、ファタハとハマスによる統一政府を解散した。事態を受けてハマスがガザ地区、ファタハがヨルダン川西岸の実権を握り、自治政府は政治的にも地理的にも2つに分裂した。
アッバス議長は17日、新政府の権限はガザ地区および西岸地区双方に及ぶと述べた。しかし非常事態内閣について、ハマスは即座にイスラエルと米国に追随する「非正統内閣」とし、承認を拒否している。(c)AFP/Nasser Abu Bakr



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