【6月6日 AFP】ニューヨークのケネディ国際空港(John F. Kennedy airport)の燃料タンクおよびパイプラインを狙ったテロを計画したとして指名手配されていたガイアナ人のアブデル・ヌル(Abdel Nur)容疑者が5日朝、トリニダード・トバゴの警察に出頭した。

 この事件では、空港の貨物係だったラッセル・デフライタス(Russell Defreitas)容疑者(63)、ガイアナの元国会議員でイスラム教徒のアブドゥル・カディル(Abdul Kadir)容疑者(55)、トリニダード・トバゴ人のカレーム・イブラヒム(Kareem Ibrahim)容疑者(61)が2日までに逮捕され、テロ共謀罪で起訴された。警察は、残るヌル容疑者を指名手配。トリニダード・トバゴの朝刊各紙の第1面に同容疑者の顔写真を掲載するなどして、行方を追っていた。

 今回のテロ計画には、イスラム系組織Jamaat Al Muslimeen(JAM)の関与が疑われている。この組織は、米国、ガイアナ、トリニダード・トバゴのイスラム過激派によって構成される国際ネットワークだと、司法当局は説明している。(c)AFP