2007年6月1日、ガザ地区(Gaza Strip)北部との境界付近を移動するイスラエル軍のメルカバ(Merkava)戦車。(c)AFP/DAVID FURST
【6月5日 AFP】イスラエル軍は4日、戦車を中心とする地上部隊を、パレスチナ自治区のガザ地区(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)に進攻させた。2006年11月の停戦合意以降、最も自治区内に入り込んだ地上作戦となった。
目撃者によると、境界線からパレスチナ自治区内に約2キロ入ったラファ市街に進攻したイスラエル軍は、2棟の建物を占拠し、市街をブルドーザーで突進した。
イスラエル軍の報道官は「装甲車部隊および歩兵部隊が同地域で、テロリストの拠点などを捜索している。パレスチナ人数人を拘束し、尋問している」と述べた。
2006年11月26日に停戦合意に至って以降、イスラエル軍は境界線付近でブルドーザーや武装車両による小規模な攻撃を続けてはいたが、ガザ地区南部の深部まで侵入したのは初めて。
5月に入り、ガザ地区からイスラエル南部に対するロケット弾の攻撃が急増。イスラエル軍は報復として5月16日に空爆を再開して以来、攻撃の手をゆるめないと宣言している。
再開後のイスラエル軍の空爆により、これまでにパレスチナ側では民間人16人、戦闘員37人が死亡している。死亡した戦闘員のほとんどはイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)のメンバーだが、ロケット弾による攻撃を完全に阻止するには至っていない。
5月15日以降、イスラエル領に着弾したロケット弾などは285個以上に達しており、イスラエルの民間人2人が死亡、20人以上が負傷した。攻撃による被害の大きい南部の町スデロト(Sderot)からは、住民数百人が避難している。
イスラエルは、1967年の第3次中東戦争以来、それまでエジプトが支配していたガザ地区を占領していたが、2005年にガザ地区から同軍兵士および入植者らを撤退させた。
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