2007年6月2日、ニューヨーク市(New York City)にあるケネディ国際空港(John F. Kennedy airport、JFK)の第4ターミナル。(c)AFP/Getty Images Chris Hondros
【6月4日 AFP】米連邦捜査局(FBI)のジョン・ミラー(John Miller)次長は3日、ニューヨークのケネディ国際空港(John F. Kennedy airport)の燃料タンクやパイプラインを狙ったテロ計画は国内で立てられたもので、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)との直接的なつながりはないと述べた。ABCが伝えた。
しかしミラー次長は、事件にはアルカイダネットワークの思想が影響していると見ており、「アルカイダは次の大規模な攻撃を計画する傍ら、テロ行為を奨励する宣伝を展開している。米国内では約2年間で8件前後のテロ計画が発覚し、いずれも未然に防止された。だが、これらの計画からも同組織の宣伝活動の活発さがうかがえる。インターネットで検索すれば、『国産』の過激派が次々と見つかる」と語った。
今回のテロ計画には、イスラム系組織Jamaat Al Muslimeen(JAM)の関与が疑われている。司法当局の説明によれば、同組織は米国、ガイアナ (Guyana)、トリニダード・ドバゴ(Trinidad and Tobago)のイスラム過激派らで構成される国際ネットワークだという。
JAMについてミラー次長は、「暴力行為に関与してきた組織で、人質をとったこともある」と語る。
ケネディ国際空港は毎日1000便の航空機が発着し、12万人以上の乗客が利用している。捜査当局の発表では、同空港へのテロが計画され始めたのは2006年1月で、空港建物や燃料タンク、送油管の爆破が企てられたという。
今回の計画が発覚する3週間前には、別の「国産」テロ計画が明らかになっている。ニュージャージー(New Jersey)州のフォートディクス(Fort Dix)陸軍基地へのテロを計画していたなどとして、イスラム過激派メンバー6人が逮捕された。
9・11同時多発テロ以降、ニューヨークでは地下鉄駅の爆破計画や、マンハッタン(Manhattan)とニュージャージーを結ぶ通勤電車が通過するトンネルの爆破計画など、複数のテロ計画が摘発されている。(c)AFP