【ロンドン/英国 6日 AFP】イランに13日間拘束されていた英兵15人は5日、英国に帰還し、拘束中の状況について「大変辛かった」とする共同声明を発表した。また、同日、拘束される前の兵士が「イラン軍の情報収集を行っている」と語っているインタビューが英国で放映され、波紋を広げている。
解放後、兵士らは英国航空(British Airways)機でテヘランからロンドンのヒースロー空港に向かい、直ちにヘリコプターで英国西部デボン州の海軍基地に移送された。
兵士らは、Chivenor海軍基地で、「大変過酷な2週間だったが、我々は団結して励まし合った」とする共同声明を発表。15人はリラックスした様子だったが、家族との再会時には涙を流す場面が見られた。
デズ・ブラウン(Des Browne)英国防相は、「計り知れない勇気と尊厳をもって行動した」と彼らをたたえた。
15人が拘束された経緯について、イラン側は英兵らが領海侵犯したと主張しているが、英国側はこれを否定している。
こうした中、英スカイニューズ・テレビは5日、「ペルシャ湾上のイラン軍の活動について情報収集を行っている」と拘束前に語る兵士の映像を放映した。映像では、英海兵隊のクリス・エアー(Chris Air)大尉(25)が、同テレビのインタビューに対し、「地元の漁船に遭遇することが多く、乗組員がイランの海賊行為やその他の活動について知っていれば、その情報を収集することも任務の1つだ」と述べている。
イランのマハムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領が4日に解放を突然発表したことに関し、両国は、「道義に基づいた決定」としている。トニー・ブレア(Tony Blair)英首相も5日、解放にあたってはいかなる取引も行われなかったと強調した。
一方、イランの最高指導者アリ・ホセイン・ハメネイ(Ali Hossein Khamenei)師の特使、Ali Akbar Velayati氏は、解放発表の前日に英国がイラン政府に「謝罪文」を送ってきたとしている。
写真は5日、15人が到着したChivenor海軍基地で会見するAndy Price大佐。(c)AFP/LEON NEAL
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