【ティール/レバノン 10日 AFP】医療援助団体である国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres、MSF)は10日、イスラエル軍が8日に発した、リタニ(Litani)川以南を走行するすべての車両は、武器搬送車と見なし攻撃するとの警告を受け入れないことを明言した。しかし、ジュネーブ(Geneva)の世界食糧計画(World Food Programme)の発表によると、国連では救援部隊については例外視され、攻撃を受けないことを知らされていたにも関わらず、当局は安全上の理由で、レバノン南部への救援部隊の派遣を中止している。ティール(Tyre)では、イスラエル軍が7日に行った爆撃でリタニ川にかかる橋を崩壊したため、国内の他の地域から遮断され、生活に必要な物資が不足している。国境なき医師団のローワン・ギリス(Rowan Gillies)会長は、「食糧や燃料が底をつきかけている」と報告した。深刻化する燃料不足により、約100万人の国内難民が避難する病院でも必要に物資に事欠いているなど状況は破局的で、かろうじて機能している病院でも、わずか48時間分の援助物資を確保するだけとなっている。 写真はティールで同日、ごみ箱の中に餌を探す栄養不良の馬。(c)AFP/SAMUEL ARANDA