写真は1日、イスラエル国境から望む、レバノンのアイタ・アルシャーブ(Aita al-Shaab)空爆後の様子。「48時間の一時停戦」期限が切れる前に空爆された。イスラエル軍は、リタニ(Litani)川以北、イスラエルとの国境30キロ以内の住民に対し、退去警告を行っている。(c)AFP/DENIS SINYAKOV
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【ニューヨーク/米国 1日 AFP】国連(UN)は1日、レバノン国内の燃料備蓄が2、3日分しかない状況を受け、燃料供給の輸送船が航行する際の安全確保について、イスラエルに対し早急な対応を求めたと、国連当局者が伝えた。
レバノンの戦闘では、開始から3週間が経過し、820人以上の死者が出ている。しかし燃料不足と輸送の安全が確保されていないため、国連による犠牲者への支援活動が滞っている。国連当局者によると、レバノンは「深刻な燃料危機」に陥って備蓄はあと数日分しかなく、同国南部では燃料不足により3つの病院が閉鎖されたという。
国連の情報提供責任者Ahmad Fawzi氏は、今後24時間以内の燃料の供給を目指して「燃料運搬船がイスラエルからベイルート(Beirut)まで安全に航行できるよう、エルサレム(Jerusalem)の国連機関と具体的な方法を協議している」と述べたが、一方で「見通しは不透明」としている。
同氏は、国連本部で記者団に対し「国連支援部隊の通行と安全確保が確約されていない」と述べ、1日に予定されていたレバノン南部への3つの人道支援部隊のうち1部隊しかベイルートを出発することができなかったことを明らかにした。
また、人道支援部隊の通行を認めなかったイスラエル国防軍(IDF)に対し、世界食糧計画(World Food Programme、WFP)は苛立ちを強めているとも語った。道路状況も悪化している。Fawzi氏は国連支援部隊の専門家の報告として、ベイルートからレバノン南部のティール(Tyre)へは通常1時間の行程だが、現在は8時間もかかると伝えた。
国連によると、レバノンではこれまでに少なくとも177人の子どもたちが犠牲となり、またイスラエルでもイスラム教シーア派武装組織ヒズボラ(Hezbollah)のロケット弾攻撃により子どもの死者が出ている。国連の子どもと武力紛争に関する特別代表ラディカ・クマラスワミ(Radhika Coomaraswamy)氏は、「全ての戦争当時者は砲撃を中止し、戦争が子どもたちにどんな影響を与えるかを考えなければならない」と訴えた。
国連はレバノン支援に1億5千万ドル(約171億6千万円)の出資を求める緊急要請を行ったが、現時点では2500万ドル(約28億6千万円)しか集まっていない。
写真は1日、イスラエル国境から望む、レバノンのアイタ・アルシャーブ(Aita al-Shaab)空爆後の様子。「48時間の一時停戦」期限が切れる前に空爆された。イスラエル軍は、リタニ(Litani)川以北、イスラエルとの国境30キロ以内の住民に対し、退去警告を行っている。(c)AFP/DENIS SINYAKOV
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