【2月21日 AFP】2010年バンクーバー冬季五輪の男子カーリングの1次リーグ、地元カナダ対英国の試合中、盛り上がった観客がカナダ国歌の大合唱を始め、試合が中断される一幕があった。試合結果は7-6でカナダが英国を制した。

 この日、会場の五輪センターを埋めた観客5000人のうち大半は地元カナダの人びと。試合の緊張度が高まってくると、誰からともなく国歌「O Canada(おお、カナダ)」が歌われ始め、果ては大合唱となりプレーが止まった。

 カナダ代表チームのスキップ、ケビン・マーティン(Kevin Martin)は「あれはすごかった。5000人の声がぴったりそろった大合唱だった。一生忘れないだろうね」と感動を語った。

 英国代表チームのスキップ、デビッド・マードック(David Murdoch)も自らのチームの敗北は脇へ置き、「最高だったね。二度とあんな場面には出会えない、本当に見ものだった。幸い、両チームとも時間に余裕があったからプレーを中断し、そのまま合唱を聞いていたよ」(c)AFP

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