【3月17日 AFP】世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2013)は16日、カナダ・オンタリオ(Ontario)州ロンドン(London)のバドワイザー・ガーデンズ(Budweiser Gardens)でアイスダンス・フリーダンス(FD)が行われ、米国のメリル・デイビス(Meryl Davis)/チャーリー・ホワイト(Charlie White)組が合計189.56点で優勝した。

 ショートダンス(SD)で首位に立ったデイビス/ホワイト組は、『ノートルダム・ドゥ・パリ(Notre Dame de Paris)』の楽曲で演技に臨み、FDで112.44点を記録してカナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組から世界タイトルを奪還した。

 2010年のバンクーバー冬季五輪で金メダルを獲得したヴァーチュー/モイア組は、『カルメン(Carmen)』にのせた演技で111.7点を獲得し、合計185.04点で総合2位だった。

 2010年に世界フィギュア初優勝を飾ったヴァーチュー/モイア組と2011年大会覇者のデイビス/ホワイト組は、交互に順位を入れ替えながらトップ2を独占しており、3位以下を大きく引き離している。

 ともに世界選手権で2度優勝を飾っているデイビス/ホワイト組とヴァーチュー/モイア組は練習パートナーでもあり、拮抗するライバル関係は2014年のソチ冬季五輪まで続きそうだ。

 3位には合計169.19点を記録したロシアのエカテリーナ・ボブロワ(Ekaterina Bobrova)/ドミトリ・ソロビエフ(Dmitri Soloviev)組が入り、銅メダルを獲得した。

 4位には合計169.04点を記録したイタリアのアンナ・カッペリーニ(Anna Cappellini)/ルカ・ラノッテ(Luca Lanotte)組、5位には合計166.20点でカナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組が入った。

 2014年のソチ冬季五輪前に行われる最後の世界大会となった今大会では、出場選手の結果によってそれぞれの国の出場枠が与えられることになっており、カナダ、米国、ロシアはアイスダンス出場枠最大の「3」を確保した。(c)AFP