【3月15日 AFP】世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2013)は14日、カナダ・オンタリオ(Ontario)州ロンドン(London)のバドワイザー・ガーデンズ(Budweiser Gardens)で行われ、アイスダンス・ショートダンス(SD)では米国のメリル・デイビス(Meryl Davis)/チャーリー・ホワイト(Charlie White)組が77.12点を記録し、首位に立った。

 2位には73.87点で、カナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組がつけている。

 2011年大会の覇者であるデイビスとホワイトは、バレエ『ジゼル(Giselle)』の楽曲に乗せたスピーディーで快活な滑りと、非の打ち所のない俊敏なツイズルで、完璧に近いスコアを記録した。

 一方、ヴァーチューとモイアにとって、この大会までの道のりは平坦なものではなかった。ふたりは、今季2つのメジャー大会でデイビス/ホワイト組に優勝を許しており、また、バーチューの痛みを伴う慢性的な足の持病との戦いにも苦しめられた。

 しかしモイアは、フリーダンス(FD)の『カルメン(Carmen)』での艶かしい演技で大成功を収めると誓っている。

 2010年大会以来、3年連続でこの両組が連続で金と銀メダルを独占しており、今大会も同じ結果が予想されるが、その一方で、銅メダルをめぐっては壮絶な戦いが見込まれる。

 現在3位には70.05点でロシアのエカテリーナ・ボブロワ(Ekaterina Bobrova)/ドミトリ・ソロビエフ(Dmitri Soloviev)組がつけているが、その後をフランス、イタリア、カナダのペアがふたりを追っており、3位と6位の点差はわずか2.5点となっている。
 
 日本のキャシー・リード(Cathy Reed)/クリス・リード(Chris Reed)組は53.95点を記録し19位でFDに進出した。(c)AFP