【1月20日 AFP】フィギュアスケート全米選手権(AT&T U.S. Figure Skating Championships)の男子シングルで3度の優勝を誇る米国のジョニー・ウェア(Johnny Weir)が19日、2014年のソチ冬季五輪出場を目指し、2012-13シーズンから競技復帰することを発表した。

 08世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2008)で3位入賞を果たしているウェアは、これまで五輪に2回出場しており、2006年のトリノ冬季五輪で5位、2010年のバンクーバー冬季五輪では6位だった。

 2012年の全米選手権開幕を間近に控える中で競技復帰を表明したウェアは、アイスショーやテレビ番組に出演するなど、最近2年間は休養期間にあてていた。

 2011年に発売した自叙伝『ウェルカム・トゥー・マイ・ワールド(Welcome To My World)』で同性愛者であることを告白し、同年12月には恋人のヴィクター・ヴォロノヴ(Victor Voronov)氏と同性結婚したウェアは、コーチを務めるガリーナ・ズミエフスカヤ(Galina Zmievskaia)氏と現在ニュージャージー州で練習を行っていることを明らかにした。

 ウェアは今後、2013年の全米選手権の出場資格を得るために国内の予選を通過するか、国際大会で結果を残す必要がある。また、フィギュアスケートの(GP)シリーズの出場枠を確保するためには、自国開催のスケート・アメリカ(Skate America)で推薦選手に選出されなければならない。(c)AFP