【10月23日 AFP】(記事更新)11-12フィギュアスケートGPシリーズ開幕戦スケート・アメリカ(Skate America 2011)は22日、カリフォルニア州オンタリオ(Ontario)のシチズン・ビジネス・バンク・アリーナ(Citizens Business Bank Arena)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)で首位につけていたチェコのミハル・ブレジナ(Michal Brezina)が216.00点でGPシリーズ初優勝を飾った。

 予定していた2度の4回転ジャンプをトリプルアクセル(三回転半)に変更したブレジナは、トリプルルッツで転倒し、ステップシーケンスでもバランスを崩したが、SPでの高得点が物を言い、リードを保って優勝を飾った。

 FSで首位となる142.39点を記録したベルギーのケヴィン・ヴァン・デル・ペレン(Kevin Van der Perren)が、合計212.48点で2位に入った。SPでは4位だったヴァン・デル・ペレンは、4回転ジャンプを成功させるなどしたものの、合計点は一歩及ばず、銀メダルに終わった。

 一方、2011世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2011)で銀メダルを獲得した小塚崇彦(Takahiko Kozuka)は、2度の4回転ジャンプとトリプルルッツを失敗して合計212.09点で銅メダルを獲得した。
 
 ジャンプの失敗に落胆しながらもその他の部分は満足だと話した小塚は、「自分の大好きな音楽で、競技を楽しんでいることを表現したかった」とコメントした。

SPで3位につけた村上大介(Daisuke Murakami)はフリーで得点を伸ばすことができず、合計193.32点で6位に終わった。
 
 同日行われたアイスダンス・フリーダンス(FD)では、全米王者のメリル・デイビス(Meryl Davis)/チャーリー・ホワイト(Charlie White)組がSPの首位を守り、合計178.07点で優勝した。

 2位には156.29点で欧州王者のフランスのナタリー・プシャラ(Nathalie Pechalat)/ファビアン・ブルザ(Fabian Bourzat)組、3位には132.58点でリトアニアのイザベラ・トバイアス(Isabell Tobias)/デイヴィダス・スタグニウーナス(Deividas Stagniunas)が入った(c)AFP