【10月22日 AFP】(記事更新)11-12フィギュアスケートGPシリーズ開幕戦スケートアメリカ(Skate America 2011)は21日、カリフォルニア州オンタリオ(Ontario)のシチズン・ビジネス・バンク・アリーナ(Citizens Business Bank Arena)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、チェコのミハル・ブレジナ(Michal Brezina)が79.08点で首位に立った。

 昨シーズンのGPシリーズをけがで欠場し、2011世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)で4位に終わったブレジナは、練習を見たコーチの判断で予定していた4回転トーループと3回転トーループのコンビネーションジャンプを3回転フリップ、3回転トーループに変更し、首位に立った。

 今回は4回転ジャンプを封印したブレジナは、今後のショートプログラムでは挑戦することを明かしている。

 2011年世界フィギュアで銀メダルを獲得した小塚崇彦(Takahiko Kozuka)は70.69点で2位に、村上大介(Daisuke Murakami)は小塚にわずか0.02点差の70.67点で3位につけた。

 ジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)のインナー・アージ(Inner Urge)を選曲した小塚は、序盤の4回転トーループを失敗し、続くジャンプでもバランスを崩した。後半に立て直した小塚は、シーズン初戦で緊張していたと明かしている。

 唯一4回転を決めた村上は、「ショートプログラムで4回転に挑戦することを勧めてくれたフランク・キャロル(Frank Carroll)コーチ に感謝したい。シーズン中にさらなる上達を目指し、4回転と3回転のコンビネーションを成功させたい」と話した。

 また、同日行われたアイスダンス・ショートダンス(SD)は、米国のメリル・デイビス(Meryl Davis)/チャーリー・ホワイト(Charlie White)組が70.33点で首位に立った。(c)AFP/Rebecca Bryan


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