【3月25日 AFP】07世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2007)男子シングル王者のブライアン・ジュベール(Brian Joubert、フランス)が24日、パトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)からの批判を一蹴(いっしゅう)し、自身は並みの選手よりリスクを恐れない選手として認識されていると語った。

 カナダの新聞エドモントン・サン(Edmonton Sun)に対してチャンは23日、2008年にスウェーデンで開催された世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2008)でチームメイトのジェフリー・バトル(Jeffrey Buttle)を批判したジュベールを「負け犬」と評していた。

 2009年の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2009)でチャンとジュベールはともに優勝候補に挙げられている。

 24日に行われた公式練習の後に「だから私が悪い。謝るよ」と語ったジュベールは、チャンについて「彼がなぜそんなことを言ったのか理解できない。とても驚いている。彼はナイスガイだ。だから理解できないよ。恐らく彼は私が昨シーズン(2008)言ったことに失望しているんだろう」と語っている。

 また、2008年の世界選手権でバトルに優勝を譲ったジュベールは同日、同大会でバトルは4回転ジャンプに挑戦すべきだったとの発言を繰り返していた。

 ジュベールは「4回転を跳ばない世界王者にがっかりした。私も他のスケーターと同様に負けたくはない。他のスケーターを尊重しているが、4回転ジャンプで私を倒して欲しい」と語っていた。(c)AFP/Greg Heakes