【11月17日 AFP】08-09フィギュアスケートGPシリーズ第4戦、エリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2008)女子シングルで、日本の浅田真央(Mao Asada)が2位に終わったことで日本の各メディアは「衝撃を与えた」と報じた。

 08世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2008)を制した浅田が2位に終わったことは、完璧な勝利を収めると思っていた日本のファンに衝撃を与えた。

 この衝撃に、日刊スポーツ(Nikkan Sports)は「世界女王のタイトルが重圧になっているのか」と報じ、産経新聞(Sankei Shimbun)は「真央、残念2位」、スポーツニッポン(Sports Nippon)は「トレードマークのジャンプが危機的状態」などと報じている。

 05-06グランプリシリーズ・ファイナル(Figure Skating Grand Prix Series Final 2005-06)で優勝を果たし、今年3月に行われた世界フィギュアスケート選手権でも優勝を果たした浅田だが、最近では同い年でライバルの金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ、韓国)に引けを取っていた。

 一部の報道では、浅田が今シーズンから指導しているタチアナ・タラソワ(Tatyana Tarasova)コーチに慣れていないのではとの憶測が流れていた。タラソワコーチは、過去に荒川静香(Shizuka Arakawa)やアレクセイ・ヤグディン(Alexei Yagudin)などの金メダリストを指導しており、今年世界フィギュアスケート殿堂(World Figure Skating Hall of Fame)入りを果たしている。

 朝日新聞(Asahi Shimbun)は、「タラソワコーチの手腕の真価が問われる」と報じている。(c)AFP