【9月26日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2013)は25日、シングルス3回戦が行われ、米国のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)は4-6、7-5、6-3で大会第13シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を下し、準々決勝に進出した。

 第1セットを落としたヴィーナスは、第2セットで3-4とリードを奪われながらも急上昇中のハレプを相手に敗退寸前から逆転勝利を挙げ、カナダのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard)との準々決勝へ駒を進めた。

 今季9大会を優勝しているセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を除いて、最多となる4大会で優勝しているハレプは、コートの至る所からウィナーを打ち込んで第2セット途中までは過去7度四大大会(グランドスラム)を制覇しているヴィーナスを苦しめた。

 それでも、2011年に自己免疫疾患のシェーグレン症候群を患い世界ランク63位に後退したヴィーナスは、大事な局面でその経験の差を見せた。

 セットカウント1-1で迎えた第3セット、この試合最初のマッチポイントでヴィーナスはクロスコートのフォアハンドショットを決め、27日に迎える22歳の誕生日まで大会に残るというハレプの望みを打ち砕いた。(c)AFP