【9月7日 AFP】テニス、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)は6日、米ニューヨーク(New York)市のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-0、6-3で第5シードの李娜(Na Li、ナ・リー、中国)を破り、決勝進出を決めた。

 第1セットを支配したセレーナだが、第2セットの終盤では勝利を決めるのに苦心した。李のサーブの第7ゲームは14分間も続き、セレーナは6度のマッチポイントを阻止された。

 セレーナは試合後、「いいマッチだった。李娜は素晴らしいプレーヤー。最後は少し不安になったけど、なんとか決めることができた」とコメントした。

 前年覇者のセレーナは2年連続出場となる決勝で、通算17度目の四大大会(グランドスラム)優勝と、5度目の全米タイトル制覇を狙う。対戦相手は昨年の決勝でも対戦した第2シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)。その決勝でセレーナはアザレンカを6-2、2-6、7-5で退けた。

「また決勝に進出できてとても興奮している」とセレーナは言う。

「(アザレンカとは)いつもとてもいい試合ができるので、楽しみにしている。彼女はとても素晴らしい選手で、重要な局面で力を出す。そこが彼女が他の選手と違うところだわ」

 6月の全仏オープン(French Open 2013)でも優勝しているセレーナは、今大会ここまで戦った6試合で1セットも奪われておらず、落としたゲーム数も16に留めている。もし優勝を決めたら、31歳で全米オープン史上最年長のチャンピオンが誕生することとなる。

「練習では集中を高め、本当に努力をしている」

 一方、同日行われたもう片方の準決勝の試合でイタリアのフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta)を退け、ファイナルへの切符を手にした24歳のアザレンカは、8月のウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2013)決勝でセレーナを下している。しかしこれまでの両者の対戦成績は12-3と、セレーナの方が優勢となっている。

 8日の決勝の結果がどうなろうと、セレーナとアザレンカはここ2年間のグランドスラム8大会中、合計6つのタイトルを二人の間で手中に収めたこととなる。(c)AFP/Jim SLATER