【9月5日 AFP】テニス、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)は4日、米ニューヨーク(New York)市のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で女子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は6-2、6-3でスロバキアのダニエラ・ハンチュコワ(Daniela Hantuchova)を下し、ベスト4入りを果たした。

 アザレンカは世界ランク48位のハンチュコワをわずか76分で退け、世界ランク83位のフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta、イタリア)との準決勝へ駒を進めた。

 ペネッタは同日行われた他の準々決勝の試合で、同じイタリア出身の大会第10シード、ロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci、イタリア)に勝利し、自身初となる四大大会(グランドスラム)ベスト4入りを達成している。

 もう一方の準決勝では、17度目のグランドスラム制覇と5度目の全米優勝を目論む世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と第5シードの李娜(Na Li、ナ・リー、中国)が対戦する。

■30代強し!全米史上最年長のチャンピオン生まれるか?

 30歳のハンチュコワが24歳のアザレンカに敗れたことにより、グランドスラム史上初めて女子の4強が全員30代という状況とはならなかった。

 セレーナ、李、ペネッタの3人は現在31歳で、いずれかが大会制覇を果たした場合には、1973年に31歳55日で優勝したオーストラリアのマーガレット・コート(Margaret Court)氏の記録を破る、史上最年長の全米チャンピオンが誕生することとなる。

 一方で、ベスト4の中で唯一の20代であるアザレンカは、今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2013)で2連覇を遂げている他、全米オープンの前哨戦、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2013)の決勝でセレーナを退け優勝しており、今大会の優勝候補の一人とされている。(c)AFP/Jim SLATER