【3月24日 AFP】テニス、ソニー・エリクソン・オープン2012(Sony Ericsson Open 2012)は23日、米フロリダ(Florida)州キービスケーン(Key Biscayne)で女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は6-3、7-5でオランダのミカエラ・クライチェク(Michaella Krajicek)に勝利し、3回戦に進出した。

 クライチェクを1時間42分で下したアザレンカは、2012年シーズンの連勝を24に伸ばし、1997年にマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)氏が記録したシングルス37連勝の記録更新へ一歩前進した。

 前週に行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2012)決勝で、大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を破り、シーズン4勝目を挙げているアザレンカは、大会第27シードのルーシー・サファロワ(Lucie Safarova)を6-2、6-1で下した英国のヘザー・ワトソン(Heather Watson)と対戦する。

■ヴィーナスが第3シードのクヴィトバに勝利

 一方、元世界ランキング1位で6か月ぶりにツアー復帰を果たした米国のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)が、大会第3シードのペトラ・クヴィトバ(Petra Kvitova、チェコ)を6-4、4-6、6-0で破り、3回戦に駒を進めた。

 グランドスラム通算7勝を誇るヴィーナスは、11回あったブレークチャンスを9回制し、クヴィトバを2時間18分で下した。 

 2011年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2011)を棄権し、自己免疫疾患の一つであるシェーグレン症候群(Sjogren's Syndrome)と診断されたことを公表して以降、ツアーを欠場していたヴィーナスは、2月に行われた国別対抗戦フェドカップ(2012 Fed Cup)に米国代表として出場し、ダブルスでプレーしていた。

 21日に行われた1回戦でクルム伊達公子(Kimiko Date-Krumm)から勝利を収めているヴィーナスは、3回戦でカナダのアレクサンドラ・ウズニアッキ(Aleksandra Wozniak)と対戦する。(c)AFP