【9月10日 AFP】テニス、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2011)は10日、米ニューヨーク市(New York City)のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で女子シングルス準決勝が行われ、大会第9シードのサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur、オーストラリア)と、大会第28シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が決勝進出を果たした。

 ドイツのドイツのアンジェリーク・クルベール(Angelique Kerber)と対戦したストーサーは、6-3、2-6、6-2で勝利を収め、自身2度目となる4大大会(グランドスラム)決勝に勝ち進んだ。全仏オープンテニス2010(French Open 2010)準優勝のストーサーは、同大会の準々決勝でセレーナから勝利を収めている。

 一方、病気と怪我による約1年間の休養のため、全米オープン優勝3回の実績を誇りながらも今大会は第28シードでの出場となったセレーナは、大会第1シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)を6-2、6-4で破り、2010年にウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2010)を制して以来、自身通算14勝目となるグランドスラム制覇に前進した。

 11日に行われる女子シングルス決勝の前には、9.11の犠牲者を偲び、追悼式典が催される。セレーナは、今年10年目を迎える9.11の追悼日にニューヨークの地で決勝の舞台に立てることを光栄に思うと話し、「そのためにも決勝に残りたかった。米国の代表としてそれが実現したことには大きな意味がある」と語った。(c)AFP/Rebecca Bryan