【8月20日 AFP】(記事更新)全米オープンテニス女子シングルス覇者のキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)が19日、腹部の負傷により29日に開幕する全米オープン(The US Open Tennis Championships 2011)を欠場すると発表した。

 足の負傷のためウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)を欠場するなど、今シーズンは故障に悩まされているクライシュテルスは、前週行われた鄭潔(Jie Zheng、ツェン・ジエ、中国)とのロジャーズ・カップ2011(Rogers Cup 2011)2回戦で腹部を痛め、試合を棄権していた。

 全米オープンへ向けて厳しい練習を積んでいたと明かしたクライシュテルスは、2週間のリハビリでは怪我が完治せず、治療に専念しなければ今後の大会も欠場する可能性があると話している。

 2009年に結婚と出産による引退から現役復帰したクライシュテルスは、同年に行われた全米オープン決勝でカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)を破り優勝を飾ると、2010年の同大会決勝ではベラ・ズボナレワ(Vera Zvonareva、ロシア)を下し、大会2連覇を果たした。

 29日に開幕する全米オープンでは、有力選手の苦しい戦いが予想されている。前哨戦のウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2011)では、世界ランキング1位のカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki)が2回戦敗退に終わり、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が足の親指の負傷で棄権している。(c)AFP