【1月24日 AFP】女子テニス、世界ランク1位のカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク、20)は23日、「カンガルーに襲われた」と記者団に話したのは作り話だったとして謝罪した。

 右脚に包帯を巻いて記者団の前に登場したボズニアツキは、野生動物公園を訪れた際にカンガルーに引っかかれたと説明し、「とてもかわいく見えたんだけど、わたしを引っかき始めたから怖くなって逃げたの」などとコメント。襲ってきたカンガルーの大きさや受けた治療などについて事細かに語った。 

 しかしその後、実際はトレーニング用のトレッドミルでけがをしたと明らかにした。

 カンガルーに襲われた話は作り話だったとマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」上で白状したが、その前にこのニュースが世界中のウェブサイトやテレビで報道されてしまったため、謝罪会見を開く羽目に。

 詰めかけた報道陣を前にボズニアツキは、「皆さんが信じるとは思わなかった。だって、本当の話には聞こえないでしょう」と弁解した。「でも、わたしはいい女優かもしれないわね。映画に出してもらえるよう交渉してみようかしら」

 ボズニアツキは21日、前日の会見で記者らに「(会見が)退屈だ」と批判されたのを受け、想定される質問に対し1人で語り始めるという驚きの一手でやり返したばかり。23日の会見では、「今度ジョークを言うときは、ジョークだってことを話してから行くようにするわ」と反省しきりだった。(c)AFP

【関連記事】
「会見が退屈」と言われたボズニアツキ、記者団にやり返す
テニス選手のユニークな会見を振り返る、悪童マッケンローからサフィンまで