【9月26日 AFP】元世界ランク1位のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)が、強豪ぞろいの東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2009)に出場し、6年前にWTAツアー初優勝を飾ったコートに帰ってくる。

 世界ランク30位以内の選手が25人出場する今大会は27日に開幕し、有明コロシアム(Ariake Coliseum)を中心に試合が行なわれるが、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2009)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2009)の覇者セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)がひざとつま先のけが、アメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo、フランス)が腹痛、ドミニカ・チブルコワ(Dominika Cibulkova、スロバキア)がわき腹痛のため欠場する。

 2003年のAIGジャパン・オープン(Japan Open Tennis Championships)で、シングルスとダブルスのツアー初タイトルを獲得しているシャラポワは、右肩の故障による影響で全豪オープンを欠場したが、5月に行われた全仏オープンテニス2009(French Open 2009)では準々決勝、LA女子テニス選手権(LA Women's Tennis Championships presented by HERBALIFE)では準決勝、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2009)では決勝まで勝ち進んでいる。今大会はシャラポワにとって全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2009)3回戦でメラニー・オーディン(Melanie Oudin、米国)に敗れて以来の試合となる。

 シード選手上位8人が1回戦を免除される中、2005年大会覇者のシャラポワは、初戦でフランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)と対戦する。9月21日発表の世界ランキングで25位につけているシャラポワの入ったトーナメントのブロックには、大会第1シードのディナラ・サフィナ(Dinara Safina、ロシア)、大会第6シードのベラ・ズボナレワ(Vera Zvonareva、ロシア)、大会第12シードのサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur、オーストラリア)、大会第16シードのビルジニー・ラザノ(Virginie Razzano、フランス)が名を連ねている。

 他のブロックでは、全仏オープンを制覇したスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)が、大会第4シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)、大会第11シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)、大会第13シードのナディア・ペトロワ(Nadia Petrova、ロシア)と同じブロックに入った。

 大会第2シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は、大会第7シードのエレナ・ヤンコビッチ(Jelena Jankovic、セルビア)、大会第9シードのフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta、イタリア)、大会第14シードのマリオン・バルトリ(Marion Bartoli、フランス)と同じブロックに入り、大会第3シードのエレナ・デメンティエワ(Elena Dementieva、ロシア)は、大会第8シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)、大会第10シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)、大会第15シードの李娜(Na Li、ナ・リー、中国)らとのブロックに同居することとなった。

 また、今大会は引退を表明したダブルス元世界ランク1位の杉山愛(Ai Sugiyama)にとって最後の試合となる。杉山は1回戦でナディア・ペトロワと対戦する。(c)AFP

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