【11月19日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2012)は18日、チェコのプラハ(Prague)でワールドグループ決勝の最終日が行われ、チェコが対戦成績を3勝2敗として優勝を飾った。

 チェコは優勝のかかった最終第5試合で、世界ランキング37位のラデク・ステパネク(Radek Stepanek)が6-4、7-6、3-6、6-3で同11位のニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro)を破り、3時間52分に及んだチームの2番手選手同士の戦いを制して100回大会で優勝を飾った。

 チェコのデビスカップ優勝は、1993年にスロバキアとの分離独立を果たして以来初。チェコスロバキア時代には1980年大会を制している。

 チェコは女子の国別対抗戦フェドカップ(2012 Fed Cup)でも優勝を果たしており、この日のデビスカップ制覇で1990年の米国以来となる男女ダブル優勝を成し遂げている。

 最終日初戦となる第4試合では、世界ランキング5位のダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)が同6位のトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を6-2、6-3、7-5のストレートで下し、わずか2時間15分でゲームに勝利し、通算戦績を2勝2敗とした。

 そして迎えた第5試合、1万4000人を超えるファンの熱烈な声援に支えられ、ステパネクは前々日のシングルス、前日のダブルスの疲労を振り払った。

 スペインはここ5年で3度同杯を制していたが、今大会では世界ランク4位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal)を左膝の負傷で欠いていた。(c)AFP/Jan Flemr