【12月5日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2011)は4日、スペイン・セビリア(Seville)のエスタディオ・ラ・カルトゥーハ(Estadio La Cartuja)で決勝の最終日が行われ、スペインが通算5度目の優勝を果たした。  第4試合でスペインは、2004年のデビスカップで最年少優勝を飾ったラファエル・ナダル(Rafael Nadal)が、アルゼンチンのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro)との約4時間に及ぶ熱戦を1-6、6-4、6-1、7-6で制し、通算戦績を3勝1敗として母国を優勝に導いた。  スペイン代表として出場したシングルマッチでの通算成績を20勝1敗としたものの、これまでチームの勝利を決める対戦でのポイントを獲得したことが無かったナダルは、「とても気持ちのこもった試合だった。嬉しいよ。今までプレーしてきた試合の中で最も素晴らしい雰囲気だった。観客は熱狂的で、すべてがパーフェクトだった」と、約2万5000人の観衆によって作り出された雰囲気を称えた。  スペインは2000年、2004年、2008年、2009年、2011年と、ここ12年間でこれまでの全タイトルを獲得している。一方、2008年大会の決勝でもスペインに敗れていたアルゼンチンは、初優勝の夢を叶えることはできず、史上初となる4度目の決勝戦敗退を喫している。(c)AFP/Jacques Klopp 【関連記事】 スペインが初日2連勝、デビス杯 アルゼンチンがダブルスで1勝、決着は最終日へ デビス杯 【写真特集】デビスカップ歴代優勝国、2001年以降