【12月3日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2011)は2日、スペイン・セビリア(Seville)のエスタディオ・ラ・カルトゥーハ(Estadio La Cartuja)で決勝の初日が行われ、スペインのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)は6-1、6-1、6-2でアルゼンチンのフアン・モナコ(Juan Monaco)を下した。  厳しいシーズンを終え精神面、肉体面ともに苦戦を強いられているナダルだが、デビス杯での12年にわたるホーム戦無敗記録を守った。  ナダルは、自身通算67度目となったクレーコートでの5セット制の試合で66勝目を挙げた。唯一の敗北は、全仏オープンテニス2009(French Open 2009)準決勝でロビン・ソデルリング(Robin Soderling、スウェーデン)戦となっている。  2004年2月に17歳で迎えたデビスカップのデビュー戦でチェコのイリ・ノバク(Jiri Novak)に唯一敗れて以来、スペイン代表としてのシングルマッチに全て勝利し、通算成績を19勝1敗としたナダルは「とてもハードな戦いだった。自分のプレーにとても満足している」とコメントしている。  一方、第2試合ではスペインのダビド・フェレール(David Ferrer)は6-2、6-7、3-6、6-4、6-3でアルゼンチンのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro)を下した。  フェレールは試合後、「自分のキャリア史上で最高の試合ができた」とコメントしている。  ナダルとフェレールが連勝したスペインは、3日に行われる第3試合のダブルスで、フェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco)/フェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez)組がアルゼンチンのダビド・ナルバンディアン(David Nalbandian)/エドゥアルド・シュワンク(Eduardo Schwank)組に勝利すればタイトル獲得となる。(c)AFP/Jacques Klopp 【関連記事】 【写真特集】デビスカップ歴代優勝国、2001年以降