【12月14日 AFP】オーストラリアの男子テニスプレーヤーのバーナード・トミック(Bernard Tomic)が14日、警察官から不当な取り締まりを受けていると語った。
 
 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)で1986年大会のボリス・ベッカー(Boris Becker)氏以降では最年少での準々決勝進出を果たしたトミックは、仮免許の特例免除を受けており、所有するハイオクタンのBMWM3で練習に通っている。

 しかし11日の夜、トミックは「フーニング行為(Hooning)」(猛スピードを出すなどの危険運転)を理由にクイーンズランド(Queensland)州の警察官の取り締まりを受けた。

 現地紙クーリエ・メール(Courier-Mail)に対しトミックは、「車の走行音は確かに大きいが、それがフーニング行為なのか疑問だ。故意にスピードを出してはいないし、僕はテニス選手としての仕事をしているだけ」と話している。

 またトミックは、「何度か止められているが、だんだん攻撃的になってきた。嫉妬なのか知らないが、この警察官は僕を嫌っている。トレーニングやジム、マッサージにミーティングなどすべきことは数多くある。夏に向けて忙しいんだ。違反行為は罰せられて当然だが、何もしていない」と話し、警察官が個人的な嫌悪感から自分に目をつけ、陥れようとしていると主張した。

 この件に関して警察当局側は守秘権を理由にコメントを控えている。(c)AFP