【5月25日 AFP】全仏オープンテニス2011(French Open 2011)第3日は24日、男子シングルス1回戦で前回王者のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、格下のジョン・アイズナー(John Isner、米国)に第2、3セットを立て続けに失い大苦戦する波乱があった。

 大会史上最多の7度の優勝がかかるナダルは過去、仏オープンの1回戦では1セットも落としたことがなく、前大会では決勝まで1セットも失わずに優勝している。しかしこの日は、アイズナーの高速サーブに苦しみ、2度続けてタイブレークを落とした。その後は立て直し、6-4、6-7(2/7)、6-7(2/7)、6-2、6-4のフルセットでアイズナーをねじ伏せた。試合時間は4時間5分に及んだ。

 試合を終えたナダルは、「こういう難しい瞬間を乗り越えていくことが大切だ。3セットで勝つほうが良いけれど、ポジティブに考えているよ。この経験が将来、役に立つってね」と語った。

 他の試合では、第4シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、エリック・プロドン(Eric Prodon、フランス)に6-4、6-1、6-3のストレートで快勝している。(c)AFP/Tom Williams