【5月23日 AFP】全仏オープンテニス2011(French Open 2011)が22日開幕し、男子シングルス1回戦で日本の錦織圭(Kei Nishikori)は盧彦勳(Yen-Hsun Lu、ルー・エンスン、台湾)を6-1、6-3、6-4で破り、2回戦進出を果たした。

 ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープンの愛称)初戦を突破した錦織は、腎臓病の治療に手間取り欠場も考えたこと、出場を決心したのは開幕1週間前だったことなどを明かした。「欠場寸前だった。胃が痛かったが、快方に向かっていたのでここ(パリ)に来て練習することを決めた。腎臓病はもう大丈夫。薬を飲んでいて、良くなっている。体力面でもテニス面でも、かなり良いし、自信がある」

 盧は、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2010)でベスト8に進出、世界ランキングでは56位につけている。錦織は「出だしは良かったが、第2セットは彼(盧)が盛り返した。第3セットではしっかり右へ左へ打ってきて、更にアグレッシブになった。ただ、全体的にはかなり手堅い試合ができた」と振り返った。

 錦織は、2回戦で大会第31シードのセルジ・スタホフスキ(Sergiy Stakhovsky、ウクライナ)と対戦する。(c)AFP/Dave James