【5月9日 AFP】テニスマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2011)は8日、男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を7-5、6-4で下し、優勝を飾った。勝利したジョコビッチは今季開幕からの連勝を32としている。

 一方、前回大会王者のナダルは、2009年5月の全仏オープンテニス2009(French Open 2009)4回戦でロビン・ソデルリング(Robin Soderling、スウェーデン)に敗れて以来となるクレーコートでの黒星を喫し、同コートでの連勝は37でとまった。

 世界ランク2位のジョコビッチは、ATPマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)では3月に行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2011)、4月のソニー・エリクソン・オープン2011(Sony Ericsson Open 2011)の両決勝戦に続き、3大会連続で世界ランク1位のナダルを破っている。また、ジョコビッチは、クレーコートでは10戦目にして初めてナダルから勝利を奪った。

 シーズン開幕からの連勝記録でジョコビッチの32連勝を上回るのは、1984年シーズンにジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏が挙げた42連勝のみ。(c)AFP