【1月8日 AFP】現役を引退したファブリス・サントロ(Fabrice Santoro、フランス)が7日、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2010)に出場する意向を明らかにした。出場すれば、サントロはこの40年間では初めてとなる4大大会(グランドスラム)通算70度目の出場を果たすことになる。

 37歳ながら世界ランキング68位(2010年1月4日付)につけるサントロは、2009年11月に行われたマスターズ・シリーズ・パリ大会(BNP Paribas Masters 2009)を最後に引退を表明していた。

 サントロは、全豪出場の決断がツアー復帰を意味するわけではないとしている。

 全仏オープンテニス(French Open)の会場であるローラン・ギャロス(Roland Garros)で数日間、練習を行っていたサントロは「今回の決断が、プロ選手を引退するという発表に響くことはない。非常に個人的なことだ。他には何もなく、もちろん復帰というわけではない。テニスは私にとって人生であり、情熱。引退を決断したからといってラケットを棚にしまうわけではない。もし自分が試合をするのに十分なレベルだと感じれば、エキシビションやダブルスでプレーを続けるつもりだ」と話している。(c)AFP