【2月1日 AFP】(2日写真追加、記事更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2009)男子シングルス決勝。大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と対戦。ナダルはセットカウント3-2(7-5、3-6、7-6、3-6、6-2)で勝利し、大会初優勝を果たした。

 ハードコートの同大会で初優勝を飾ったナダルは、フェデラーが4大大会(グランドスラム)の最多優勝記録に並ぶことを阻止した。

 世界ランキング1位のナダルは、5時間を越える熱戦となったフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)との準決勝から回復し、フルセットの末に4時間23分でフェデラーを下した。

 フェデラーのグランドスラムでの通算勝利数は、ピート・サンプラス(Pete Sampras、米国)氏より1勝少ない13勝のままで変わらず、決勝で顔を合わせたグランドスラムの過去3大会でいずれも敗れるなど、ナダルに対する苦手意識は揺るぎないものとなった。

 スペイン人選手で初めて全豪オープンを制し、グランドスラム通算6勝目を挙げたナダルは、2位以下との世界ランキングのポイント差を広げ、2009シーズンの全主要タイトル獲得に向けて弾みをつけた。(c)AFP/Talek Harris