【6月11日 AFP】全仏オープン・テニス2007(French Open 2007)、男子シングルス決勝。大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、大会1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と対戦。ナダルはセットカウント3-1(6-3、4-6、6-3、6-4)でフェデラーを降し、1980年のビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏以来となる大会3連覇を達成した。

 2年連続の決勝での対戦でフェデラーを降したナダルは、大会3連覇を達成すると同時に、史上3人目となる年間グランドスラム達成を狙ったフェデラーの夢を打ち砕いた。

 ナダルは試合後に「フェデラーは偉大な王者であると同時に素晴らしい人物だ。彼には気の毒だと思う。3連覇達成は嬉しいがもっと上手くなるために練習し続ける」と語った。

 一方、第1セットに10回ものブレークチャンスがありながら1度も生かすことが出来なかったフェデラーは「昨年の方が勝利に近かったと思う。今年は終始劣勢だったが、今回が最後の全仏とういうわけではない。来年も優勝を目指す。大きなチャンスを何度も逃したが、(ミスをしたのではなく)ナダルによってチャンスを潰されたということだ。3連覇は素晴らしい記録なのでナダルを祝福しなければならない」と語った。

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