【8月4日 AFP】第15回世界水泳選手権(15th FINA World Championships)は3日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)で競泳女子800メートル自由形の決勝が行われ、米国のケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)が8分13秒86の世界新記録で優勝を飾った。

 今大会2度目の世界記録更新と4つ目の金メダルを手にした16歳のレデッキーは、自身の予想をも上回る結果になったと明かした。

 650メートル地点までリードしていたデンマークのロッテ・フリース(Lotte Friis)が8分16秒32で2位、ニュージーランドのローレン・ボイル(Lauren Boyle)がオセアニア新記録の8分18秒58で3位に入った。

 レデッキーは、世界記録を樹立した1500メートル自由形、400メートル自由形、さらに米国チームとして臨んだ4x200メートルリレー自由形で金メダルを獲得していた。

 レデッキーは、「興奮しています。今年は自分の予想を上回りました。年初に決めた目標は、3つの金メダルと1つの世界新記録。でも4つの金と2つの世界新記録樹立を達成できました。この上なく満足です」と語った。

 800メートルの決勝は、レデッキーとフリースがレース中も世界記録を上回り、フリースのリードをレデッキーが終盤に奪い返すという、7月30日に行われた1500メートルの決勝と同様の展開となった。

 北京五輪で英国のレベッカ・アドリントン(Rebecca Adlington)が樹立した世界記録を0秒24上回ったレデッキーは、「今週の始めにつかんだ流れを今夜の最後のレースでもみせることができました。厳しいレースになることは分かっていましたし、ロッテ(・フリース)があの位置に来ると思っていました。前で耐えて、最後の200メートルで抜け出せられるようにがんばりました。とにかく我慢して、ロッテに自分のレースをしてもらいました。彼女はタフな相手ですし、対戦するのが楽しいです」とレースを振り返った。(c)AFP/Ryland JAMES, Kieran CANNING