【9月8日 AFP】(記事更新)第125次国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)総会が7日、アルゼンチンのブエノスアイレス(Buenos Aires)で行われ、2020年夏季五輪の開催地は東京に決定した。

 1回目の投票でスペインのマドリード(Madrid)が除外された後、東京は決選投票でトルコのイスタンブール(Istanbul)を制し、五輪開催をものにした。

 テレビで結果が映り出された瞬間、ブエノスアイレスと12時間の時差がある東京の各エリアに早朝から集まった人々は感嘆の声をあげた。

 東京招致委員会とともにIOCへの最終プレゼンテーションに臨んだ安倍晋三(Shinzo Abe)首相は、東京から220キロメートル離れた福島第一原発からの汚染水の流出を懸念する委員に対し、安全性を訴えた。 「状況はコントロールされている。東京にダメージを与えることはないし、これからも与えることは許さない」と安倍首相は強調した。

 この決定により、日本は1964年夏季東京大会、1972年冬季札幌大会、1998年冬季長野大会に次いで、4度目の五輪を開催することとなる。

 また、2018年の冬季大会が韓国の平昌(Pyeongchang)で開催されるため、2大会連続でアジア圏での五輪が実現することとなった。(c)AFP