【8月30日 AFP】第31回世界柔道選手権(World Judo Championships 2013)は29日、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で行われ、男子81キロ級ではロイク・ピエトリ(Loic Pietri)が優勝し、フランスに大会初の金メダルをもたらした。

 ピエトリは決勝でグルジアのアブタンディル・チリキシビリ(Avtandil Tchrikishvili)を破った。また同じフランス出身のアラン・シュミット(Alain Schmitt)も、ロシアのイワン・ボロベフ(Ivan Vorobev)とともに銅メダルを獲得している。

 ニース(Nice)出身で23歳のピエトリは、3位入賞を果たした2年前の欧州選手権(European Judo championships)が最高成績だったが、今大会は安定した試合を見せ、初優勝を飾った。

 フランス勢はこの日、女子63キロ級でもクラリス・アグベニュー(Clarisse Agbegnenou)ら2選手がメダルを獲得しており、計4個のメダルを上乗せし、通算メダル数を5個に伸ばす充実した一日となった。

 アグベニューは決勝でイスラエルのヤーデン・ジェルビ(Yarden Gerbi)に敗れたものの、銀メダルを手にした。

 また、前回王者でフランス出身のジブリズ・エマヌ(Gevrise Emane)も、オランダのアニカ・ファンエムデン(Anicka van Emden)とともに銅メダルを獲得している。

 自信に満ち溢れた20歳のアグベニューは、準決勝では31歳のエマヌを破って覇権に終止符を打った。しかし決勝では世界ランキング1位のジェルビのパワーに屈し、2位に終わった。(c)AFP