【12月6日 AFP】警視庁は6日、2004年アテネ五輪、2008年北京五輪の柔道男子66キロ級で金メダルを獲得した内柴正人(Masato Uchishiba)容疑者(33)を、指導していた大学柔道部の10代の女子部員に暴行した疑いで逮捕した。

 内柴容疑者は、2010年に九州看護福祉大学(Kyushu University of Nursing and Social Welfare)の女子柔道部のコーチに就任し、その後同大の客員教授も務めていた。

 同大は11月29日、今年9月に行われた柔道部の合宿中に10代の女性部員に飲酒をさせ、都内のホテルでセクハラ行為をしたとして内柴容疑者を懲戒解雇していた。

 警視庁によると、酒に酔って眠り込み抵抗できない状態の女子部員にホテルの一室で暴行した疑いがもたれているが、内柴容疑者は「納得いかない。合意だった」と供述し容疑を否認しているという。

 各メディアは、内柴容疑者が事件の前までホテル近くの居酒屋で女子部員を含む複数人で酒を飲んでいたと報じている。(c)AFP

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