【7月16日 AFP】(記事更新、写真追加)日本オリンピック委員会(Japanese Olympic CommitteeJOC)創立100周年記念祝賀式典が16日、都内で行われ、東北地方太平洋沖地震からの復興に理念とする、東京都の2020年夏季五輪の開催都市立候補が正式に発表された。

 国際五輪委員会(International Olympic CommitteeIOC)のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長が出席した式典の中でJOCの竹田恒和(Tsunekazu Takeda)会長は、同日行われた臨時の理事会で東京を2020年夏季五輪の立候補都市として正式に決定したとし、「日本は、東日本大震災からの復興を果たさなければならない。2020年の五輪を復興のシンボルとしたいと考えている」と語った。

 また、乾杯の挨拶に立った石原慎太郎(Shintaro Ishihara)都知事は「オリンピック招致という闘いに挑むからには勝たなかったら意味がない。都は汗をかいて金も出す、施設もつくるから、JOCは血みどろになって闘いに勝ってこい」と述べた。

 2020年の五輪招致には、すでにイタリアのローマ(Rome)、スペインのマドリード(Madrid)が立候補しており、トルコのイスタンブール(Istanbul)とカタールのドーハ(Doha)も意欲を示していると伝えられている。

 立候補の締め切りは9月1日、開催地は2013年9月にアルゼンチンのブエノスアイレス(Buenos Aires)で決定される。(c)AFP

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