【5月5日 AFP】米メジャーリーグサッカー(Major League SoccerMLS)、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に所属する元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)は4日、選手としてではなくても、「英国統一代表」として2012年ロンドン五輪に参加したいと意欲を示した。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で名を成したベッカムは、09年10月以来イングランド代表に招集されていない。

 ロンドン五輪が開幕する12年7月25日には37歳を迎えているベッカムだが、五輪招致の一翼を担ったこともあり、出場を切望している。

「これまで、監督、コーチ、選手などで(英国代表に)加わるという話が出た。どんな形であれ、参加したいと思っている。もちろん、選手として参加するのが最高だが、とにかく代表入りはとても素晴らしいこと。イングランドで開催される五輪でのサッカー代表というのは大役だから」とベッカムは語った。

 通常は個別の代表チームで国際試合を戦うイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドがロンドン五輪で「英国統一代表」チームを結成するという動きをめぐっては、イングランド・サッカー協会(Football AssociationFA)が協力的な一方、残る3地域のサッカー協会はいずれも懐疑的な姿勢を見せている。

 各協会の上層部やサポーターらは、五輪のための統一代表チームの結成が、一気に地域別の代表チームの消滅につながる恐れを懸念している。(c)AFP

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