【9月30日 AFP】2016年夏季五輪開催地の決定を3日後に控えた29日、南米初の開催を目指すブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)が別の候補地米シカゴ(Chicago)に対して攻勢に出た。

 前週、シカゴのリチャード・M・デイリー(Richard M. Daley)市長が「サッカーW杯を主催するのと五輪を主催するのは同じではない」とコメントしたと報じられた。2014年にW杯を主催するリオは、これをIOCの規則で禁じられている他候補地に対する批判と受け取り、国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)倫理委員会(Ethics Commission)に報告した。

 これら2都市の招致活動が熱を帯びる一方、東京は複数のIOC委員が指摘している意気込みの低さを否定するのに躍起となっている。

 残るスペイン・マドリード(Madrid)も、開催地を決定するIOC委員会の総会が開催されるデンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)に30日まで代表団が到着せず、存在感を示せていない。(c)AFP/Pirate Irwin