【8月1日 AFP】ローマで開催中の第13回世界水泳選手権(FINA World Swimming Championships)で28日、200メートル・バタフライ予選に出場した米国のタイラー・クラリー(Tyler Clary)の水着が破れるというハプニングが起きた。

 クラリーが着ていたのはジャケッド(Jaked)社製ハイテク水着。「大失敗だった。『なんてことだ』と思った。着るのに25分もかかったのに」

 幸い予備の水着を持っていたので着替えたが、同選手権を主催する国際水泳連盟(FINA)の認可を受けたことを示すタグが見えなかった。このタグが見えない水着では競技に出場できない。
 
 水着を脱いで確認したところタグはちゃんと付いていたため、クラリーはその水着を着直して競技に出場。コーチの励ましを受け落ち着きを取り戻したクラリーはポーランドのパウル・コルゼニオウスキ(Pawel Korzeniowski)、米国のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)に次ぐ3位で準決勝に進出した。準決勝は8位で通過し、決勝では5位になった。

 今大会では26日にも男子4×100メートルリレー予選に出場した米国のリッキー・ベレンズ(Ricky Berens)の水着が破れるというハプニングが起きている。(c)AFP