【9月29日 AFP】大麻取締法違反容疑で逮捕、日本相撲協会から解雇された元幕内若ノ鵬(Wakanoho)のガグロエフ・ソスラン・アレキサンドロビッチが29日に都内で会見を行った。

 会見で元若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン・アレキサンドロビッチは「現在の相撲界は汚いです。そして、たとえ私が戻ることができるとしても、私はそれを許すことができません」と、通訳を通じ語った。

 「私が幕内に上がるとすぐに、アンフェアな戦いを強制され、お金を渡されました。親方や他の人たちも知っていました。しかし彼ら自身もアンフェアな戦いをやっていたので誰も止めませんでした」と八百長について話し、さらに他の部屋の親方や力士が大麻を吸っていても処分されないと大麻問題についても語った。

 10分の会見で元若ノ鵬は名前については明らかにせず、朝青龍(Asashoryu)の八百長をめぐる出版社との裁判で、証人として出廷する準備ができていることを明かし「その他、私の知る限りの悪事を話していきたい」と付け加えた。

 また、相撲協会は元若ノ鵬の会見についてコメントを拒否している。(c)AFP/Miwa Suzuki